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大中恩の小品を歌う集い

大中恩先生の生誕100年を私的に記念する会です。
大中恩の音楽以外流れない時間。
主催者のセルフ還暦祝いを兼ねてます。
【催事情報】
日時:6月30日(日) 13時~20時
会場:不忍通りふれあい館
(東京メトロ・千代田線根津駅より徒歩2分)

主催・ディレクション:佐々木潤哉
ピアノ:清水 史

【使用楽譜】(全てカワイ出版より発売中)
※合唱に参加する場合、以下2冊を予めご購入ください。
大中恩混声合唱曲集『旅に出よう』
大中恩二部合唱曲集『サッちゃんはね』
ただし、掲載楽曲のオリジナル正規譜(例:NHKコンクールの楽譜など)をお持ちのかたは、そちらでご参加いただけます。

※お持ちのかたは『大中恩混声合唱曲集Ⅰ(秋の女よ)』もご持参ください

【参加費】
1000円(+カンパ募集)
参加申し込みフォームにご記入をお願いします(特にアフター希望のかた)

※内容は状況に応じて変更される可能性があります。
実際のスクロールの挙動は、プレビュー/公開ページでご確認ください
主催者より(佐々木潤哉)

15歳で大中恩作品に出会い、合唱を本当に好きになってから45年が経ちました。大中恩作品だけを歌う合唱団「コール・Meg」に在籍したのはそのうちのわずか1年半ほどでしたが、とても若かったこともあり、遅刻厳禁・週3回の充実した練習のなかで、ずいぶん多くの大中恩作品を身体に染み込ませることができました。

20歳の頃、Megを退団して驚いたのは、大中恩を代表する世界であるはずの、小品を歌う機会(いや、聴く機会も)がまったくと言っていいほど無くなったことでした。いくつもの団体に参加し、日々の大半を合唱と共に過ごしてきたのに、大中作品をふたたび歌うことができたのは、合唱コンクールの課題曲となった「秋の女よ」を除けば50歳を過ぎてからの数回。しかも、歌った時間のほとんどは「島よ」「風のうた」といった、大がかりな作品だけでした。大中先生が口癖のように仰っていた「手のひらに乗るような小品を書きたい」「僕はもっとたくさんいい曲を書いているつもりなんだけどなァ」を思い出すたび、もっと小品を歌いたいと願い、機会があればそれをアプローチしてきましたが、それが叶ったのはごくごく僅かでした。

大中先生の生誕100年にあたる今年、楽譜出版社の皆さんのご厚意で、久しぶりにたくさんの楽譜が出版され、しかもその多くが小品集だと聞いたとき、その楽譜たちを少しでも多くの人に手にとってもらい、できれば歌ってもらいたいと強く思いました。ならば、もう人に頼るのでなく、自分でその機会を作るしかないのか。半年近く煩悶したあげく、自分の還暦パーティーの代わりとして、このイベントを自主企画しようと決めました。

たった一日で15曲近くをどんどん歌おう、という乱暴な企画ですが、たった一日だからこそできる内容でもあると思っています。現役の合唱人のみならず、かつて大中作品を愛したかた、一日だけなら久々に歌ってみたいというかた、知らない世界として囲んでみたいかた、いろいろなかたと、私の大中作品への思いを共有できればと思っています。
長いイベントですが、部分参加も観衆参加も歓迎します。会場も、都心からのアクセスが良い根津に設定できました。お越しいただくかたには、ささやかな楽譜のプレゼントも用意しました。
どうぞ、お気軽に足をお運びください。

【進行・内容予定】

☆『サッちゃんはね』掲載 ★『旅に出よう』掲載 ◎その他

13:00-15:00
☆わたりどり(2 部)★草原の別れ ★旅に出よう
☆九月 ★晝下がりのジョージ
~休憩1

15:00-17:30
◎オープン演奏タイム1
(うみにうまれ いのちをつなぎ/たび・しゅっぱつ・恋のわらべ歌/浪の音/他)
☆きみ歌えよ ★朝ゆえに ★水のうた
☆サッちゃん ☆おなかのへるうた
~休憩2

17:30-20:00?(この時間帯は、状況に応じて省略・短縮の可能性があります)
◎オープン演奏タイム2(うたおう/「見えてくる」/道・はじまりの海へ/不良⾧寿/他)
◎『秋の女よ』より~秋の女よ/別れの歌
☆かなしくなったときは ★かたつむりのうた
★じゃあね ★わたりどり(4 部) ◎おやすみなさい
お持ちの楽譜での部分参加、観衆としての来訪など、いずれも歓迎します。大中恩作品の楽しさを囲みましょう!

試みとして、事前エントリー(掲示板にご投稿ください)によるオープン演奏の時間を設けています。今回メインで使用する2冊以外の「大中恩作品」(歌曲や器楽曲もOK)を、持ち時間5分程度で歌っていただく時間です。事前に練習したグループ、その場での1発合わせ、どちらもOK。観衆のかたももちろんどうぞ。

・楽譜は必ず正規のものをご準備・ご使用ください。コピー厳禁。
・伴奏者が必要な場合、原則として各グループでご同伴ください(応相談)。
・エントリーが予定時間に満たない場合は時間を繰り上げて他の時間に充てます。

当日合わせのためのメンバー募集には、併設の掲示板をご利用ください。なお、当日合わせに限りますが、お声がけいただければ主催者は全てのエントリーに喜んで参加いたします。
※すでに数件のエントリーをいただいています。内容は掲示板上などで公開していきます!

主催者・ピアニスト

佐々木潤哉

1964年6月生まれ。合唱歴45年を超える合唱森の古狸。中学・高校の合唱部を経て18歳でコール・Megに入団、大中恩作品の真髄を体験したのち、松原混声合唱団に入団。関屋晋・清水敬一の薫陶を受けながら、古今東西の合唱音楽を体験。20歳より合唱人集団E.S.P.を主催。以後、合唱団ひぐらしをはじめとする複数の合唱団で歌い続けている。(所謂)アカペラ、ジャズ・コーラス、リコーダー、ウクレレなども嗜む。英語ポップス合唱団「アルカフェ・クワイア」ディレクター。

清水 史

素晴らしい実力を持つ若きピアニストである史ちゃんは、敬愛・私淑する合唱指揮者、清水敬一さんの娘さんとしてごく幼い頃に私の前に現れました。私の主催する合唱集団E.S.P.のメンバーとして歌ってくれていたと思ったら、いつの間にやら桐朋音大を卒業し、プロの演奏家になっていました。彼女が卒業演奏で弾いた「夜のガスパール」の鮮烈さは未だに耳に残っています。今回は昔馴染みのよしみで、無理をお願いしています。

清水史HP

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